花粉症を、薬を使わずに治したい!
そう考えたことはありませんか。
症状を改善するには、病院で治療するしかないと思いがちですが、毎日の食生活に注意して、体質を改善するという考えもあります。
どんな食材が有効なのか、詳しく知りたくはありませんか?
食事から摂取したい花粉症に効く成分
花粉症は、体内に入り込んだスギなどの花粉に、免疫細胞が過剰反応することで症状が現れます。
つまり、過剰な反応を抑えて、免疫力を高めることができれば、緩和させられるということです。
通常は薬によって抑えるのですが、ここでは食事から有効成分を摂取して、花粉症に強い体質に改善する方法をチェックしましょう。
積極的に摂取したい成分は、以下のようなものです。
- 乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌
- ポリフェノール
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
乳酸菌を始めとる善玉菌、発酵食品に多く含まれています。
こちらを摂取することは、悪玉菌を減らして、体に有害な物質を排出しやすくすることにつながります。
DHAには、くしゃみや鼻づまりの原因となる、「ヒスタミン」の働きを体内で抑える働きがあります。
ポリフェノールは、老化を防ぐとされる、抗酸化作用が高い成分です。
体内の活性酸素を排除し、細胞の老化を防ぐことで、免疫力をアップさせる働きに期待が寄せられています。
もちろん、こちらで紹介した成分以外にも、花粉症に有効とされているものは、たくさんあります。
体質改善のために口にしたい食べ物
体質改善に良い成分は分かりましたが、具体にどんな食べ物を食べれば、効率的に摂取できるのでしょうか。
花粉症に効く成分を含んだ、食べ物をご紹介します。
免疫力が向上する「キノコ類」
最近の研究で、エリンギなどのキノコ類を食べると、「IgA抗体」という免疫物質が体内で増えることが分かってきました。
また、マイタケには、ヒスタミンの生成を抑える働きが期待できます。
キノコを使ったレシピで、美味しくいただきましょう。
ヒスタミンを抑える「青魚」
青魚は、アジやサンマ、サバといった、脂がたっぷりのった魚類です。
青魚の脂のなかにDHAが豊富に含まれているので、焼き魚などにして食べるようにしましょう。
調理が面倒な場合は、缶詰を利用してみましょう。
免疫機能の過剰反応を抑える「シソ」
刺身のツマや薬味としておなじみのシソには、αリノレン酸という、症状を緩和させることができる成分が含まれています。
ツマや薬味だけでは量が少ないと思った方は、シソジュースなどにすると良いでしょう。
ポリフェノールを含む野菜「玉ネギ」
家の冷蔵庫に、必ず常備されていそうな玉ネギは、ポリフェノールの一種となるケルセチンという成分を含んでいます。
抗ヒスタミン作用が期待できるので、症状の緩和が期待できます。
ポリフェノールと善玉菌の宝庫「納豆」
発酵食品であるため、善玉菌を多く含む納豆。
さらに、原料の大豆はポリフェノールが豊富な食材です。
花粉症に有効な成分を2種類も同時に摂取できる、優れた食材です。
ただし、人によって好き嫌いが大きく分かれるのが難点です。
乳酸菌といえば「ヨーグルト」
乳酸菌を摂取したいと思えば、真っ先に連想されるのがヨーグルトですね。
腸内環境を整えて、症状を改善するためにもってこいの食材です。
実際に、1年間摂取し続けて、花粉症が緩和したという報告もたくさんあります。
体質改善のために口にしたい飲み物
有効成分が摂取できるのは、なにも食べ物に限ったことではありません。
次のような飲み物を意識してとることでも、体質改善につながります。
ポリフェノールといえば「緑茶」
緑茶は、ポリフェノールの一種であるカテキンが豊富な飲み物です。
休憩時間に一服するときに緑茶を飲むようにするだけでも、効果がありそうです。
ポリフェノール豊富なお酒なら「赤ワイン」
アルコール飲料は、治療の妨げになりそうですが、海外で「医者いらず」と呼ばれる赤ワインは違います。
ポリフェノールの一種である、プロアントシアジニンが豊富なのです。
しかし、体質改善に良いからといって、飲みすぎは厳禁です。
まずくてもポリフェノール豊富「青汁」
健康飲料としてのイメージが強い青汁は、ポリフェノールが豊富なので、こちらも体質改善に最適です。
まずい!というイメージもつきまといますが、飲んでみると意外に飲みやすいですよ。
目のかゆみに有効「黒酢」
黒酢は、細胞を再生させる働きがある、アミノ酸が豊富です。
飲み続けることで、鼻の粘膜細胞が強化されるので、目のかゆみや、鼻づまりに強い体質になれます。
そのまま飲んでも良いですが、調味料として、ちょい足ししても良いですね。
花粉症に効果のある食べ物・飲み物|体質改善が一番! まとめ
体質改善のために紹介した食材を見ると、和食中心のメニューに切り替えることで、有効成分が豊富な食材をたくさん摂取できそうですね。
昔ながらの知恵は、花粉症にも有効なようです。