台風24号が進路を変えて日本列島に接近しています。
台風21号では、大阪で大規模停電など、かなりの被害が出ました。
しかも台風21号よりも勢力が強いとの報告です。
その進路はどのようなものか去年の台風と比較してみてみましょう。
2017年 台風18号
今回接近している台風24号は、去年の台風18号とほぼ同じような進路をたどるのではないかと予想されています。
この予想だと九州、四国、大阪と日本列島を直撃します。
台風は通常、日本列島に差し掛かると勢力が弱まり、温帯低気圧になります。
沖縄、九州ではかなり強い勢力で、この勢力を保ったまま大阪に上陸とは考えにくいですが、大阪でも大きな被害を出した台風21号と同等以上の勢力で上陸する見込みです。
連続して台風が押し寄せてくるので、家の修理もままならないまま24号をむかえることとなりますので、十分注意してください。
台風の右側と左側
台風の目が通過する進路予想をよく見ておくことが大切です。
我々が住む北半球では台風の反時計回りの渦です。
また、日本列島では南西から北東へ偏西風が吹いています。
偏西風というのは常に一定の方向に吹いている風ですが、季節によって方向が変わる風を季節風といいます。
台風は反時計回りですから台風の目の左側、つまり西側では台風の渦と偏西風がぶつかり、風の威力が弱まります。
逆に、台風の目の右側、つまり東側では南西から北東に吹く偏西風を巻き込むことで風の強さが増すのです。
先月、大阪を襲った台風21号は大阪の西側を通りました。
つまり台風の目の左側(東側)に大阪があったのです。
今回接近中の台風24号においても台風の目のどちら側にあたなの住む地域があるか、ということに十分注意してください。
台風は予想された災害です。
ネットの話題だろうが、個人予想だろうが、とにかく事前に準備できることはしておくことができる唯一の災害です。
台風上陸の1日前ともなると、かなり正確な情報が得られますので、避難をお考えの方も躊躇せず避難所へ行くべきだと思います。
家より家族の命のほうが大切ですから。