動画SNS放題を含むウルトラギガモンスター+という新プランが話題となっています。
ウルトラギガモンスター+とは、大容量データ通信を行うSNSを対象にソフトバンクスマホが月々3480円で最大月50GBものデータ通信が使い放題となるものです。
このウルトラギガモンスター+は月50GBもの大容量データ通信を使い放題とするプランですが、このウルトラギガモンスター+プランの目玉となるのが3大SNSと呼ばれるLINE、Instagram、Facebook、そして5大動画サービスと呼ばれるYouTube、AbemaTV、TVer、GYAO!、Hulu、これらの通信時にはデータ通信料をノーカウントとし、通信容量を消費しないという動画SNS放題と名付けられた驚く内容。
動画SNS放題では、Twitterが含まれていない点が惜しいところではありますが、私はデータ定額5GBを月々5000円で利用しているので「すごいサービスが出たな!」とさすがに興味深々であります。
ウルトラギガモンスター+動画SNS放題
「月々3480円で」と大ゲサに発表されましたが、実は「ウルトラギガモンスター+」の利用料金は「通話基本プラン」と「データ定額50GBプラス」をまとめたものです。
「通話基本プラン」が月々1500円、「データ定額プラン」が月々5980円となるので、合計7480円です。
しかし、これに「1年おトク割」で1年間の利用を契約すれば、その後1年間は1000円引きとなり、さらに「おうち割 光セット」でご家庭の光通信をソフトバンクで契約することでマイナス1000円。
これで月々5480円になりますね。
しかし、ウルトラギガモンスター+はここからが本題。
1人で利用している場合は月々5480円が値引きの限界ですが、家族を含めて2人だとマイナス500円、3人だとマイナス1500円、4人だと-2000円となり、これでちまたで騒がれている月々3480円となるのです。
家族4人が月々3480円で50GB使い放題と動画SNS放題が使えるのは夢のようなプランです。
1人や2人だと考えてしまいますが、3人となると-1500となるので大きいですよね。
私の家族は3人がスマホを所有していますので、3人が加入したとしても各3980円とかなりお得です。
私は定額5GBですが、家族は定額1GBなので3人まとめて加入すれば家族分のデータ通信量も心配する必要はなくなりますね。
動画SNS放題の問題点
ウルトラギガモンスター+に含まれる新サービス「動画SNS放題」は提携している一部のSNSのデータ通信をノーカウントとするものです。
問題は「一部」という点ですね。
利用者にとっては「一部」といってもLINE、Instagram、Facebook、YouTube、AbemaTV、TVer、GYAO!、Huluが使い放題となるのはいいですよね。
しかし、これが世間では問題視されています。
「ネットワークの中立性が失われる」として総務省がこの「ウルトラギガモンスター+」を規制する方針を明らかにしました。
これは何故かと言うと、ソフトバンクと提携した一部のSNSのみが対象となるため、それ以外のSNSにはデータ通信量がカウントされます。
これが企業からしてみれば「公平ではない」となるのです。
また、ソフトバンクと提携しているLINE、Instagram、Facebook、YouTubeなどは多くの利用者を呼び込むことで、広告料などの収益を上げていきます。
しかし、提携していないSNS会社は悲惨なものです。
ソフトバンクに提携してもらえるよう申請が殺到するでしょう。
ソフトバンクにさえ提携してもらえれば利用者が増えて収益を上げられるのですから当然です。
あたりまえのこと
しかし、こういった問題はごくごくあたりまえのことです。
世間で販売されているどんな商品においても「商品の良し悪し」だけが価値ではありません。
ためしてガッテンで紹介された食材がバカ売れするのも同じような理由です。
言い換えれば「ソフトバンクは提携したSNSに対して大きな付加価値を付けた」とも言えるのではないでしょうか。
ただ、総務省が動いたというのが問題で、私たちが熱望する「夢のプラン」がお預けになってしまうかもしれません。
もちろんソフトバンクも黙ってはいませんし、利用者にとって良いプランであることは変わりません。
今後の動画SNS放題から目が話せませんが、もしサービスの停止や変更があった場合もソフトバンクならではの「お詫び値引き」や「さらなる新プラン」などの得点がもらえることを期待して加入を検討してみたいと思います。