一般的な花粉症の症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」そして「目のかゆみ」となっています。
実際には、無意識に目をこすって結膜炎になったり、鼻が詰まって口呼吸が多くなったので喉が乾燥してイガイガしたりとか、頭痛に悩まされたり、そのせいで睡眠不足になったり、イライラが募ってどうしようもなくなったりと、二次症状が引き起こされる事も多いのです。
人によっては鬱状態に陥ってしまう場合もあるのです。
また、飛散する花粉量に比例して症状が重くなるという場合より、軽い症状を何度も繰り返すうちに慢性化してしまい、重症化する場合もあるので、なるべく症状が軽いうちに病院へ行って適切な治療を受ける事が重要なのは言うまでもありませんね。
と言っても、風邪によく似た程度の鼻水や咳ですし、花粉が収まると次第に症状も落ち着いてくるので、病院へ行こうと思わない人も多いと思います。
もちろん、病院へ行くのがベストなんですが、つらい花粉症の症状をわずかでも抑える方法は果たして存在しないのでしょうか?
咳、たん、のどの痛みの原因
花粉症にかかると、咳やたん・のどの痛みを訴える人はとても多いのですが、原因として一番に考えられるのは「鼻水」です。
そもそも鼻水とは、飛散した花粉が鼻から入りって、それを自己免疫能力が異物と認識して、体外へ押し出そうとする働きの結果として出てくるものなのです。
しかし、この鼻水が喉に伝ってしまい、「たん」を誘発してしまうんです。
これが後鼻漏と言います。
のどの場合は、この「たん」を押し出そうと強く咳き込むので痛みが出ることがあります。
また鼻が詰まるのでどうしても口呼吸になってしまうので、喉が乾燥したり、口から入った花粉がのどでアレルギー症状を引き起こしている可能性もあるのです。
咳やたんを和らげるための対策
とにかく「乾燥を防ぐ」それが咳やたんを止めるためには、一番効果的な方法です。
加湿器を使ったり、マスクをするのも良いのですが、もっと簡単に出来る方法があります。
「水分をこまめに摂ること」ですよ。
水分を摂ると、のどに絡んでいた「たん」が出やすくなると言われています。
これは花粉症に限らす、どなたも経験があるのではないでしょうか?
コップ一杯の水を一時間おきにがぶがぶ飲むよりも、30分に一度位喉を湿らす程度に少量の水を飲む方がずっと効き目があると言われています。
のどの痛みを和らげるための対策
のどの痛みの多くも原因は乾燥によるものと言われています。
ですから、乾燥対策が最優先になります。
加湿器の使用やマスク着用は当然ですが、外出から帰ってきたら、すぐにうがいをお忘れなく!
また加湿器を使うと部屋全体を潤してくれますが、部分的に湿度を高めたい時は、枕元にお湯を張った洗面器や濡れタオルを置くのも効果があります。
その際、鼻づまりに効果があると言われている「ユーカリ」や「ペパーミント」などのアロマオイルを垂らすと、リラックス効果も期待されるので、よりgoodですよ。
花粉症の症状と効果的な対策とは!?|咳・たん・喉の痛みの対処法 まとめ
「毎年毎年花粉症の季節になると気が滅入る」という人も多いと思います。
でも、症状を和らげる方法を知っているだけで何となく安心出来るのでは?
このレポートが花粉症の人のささやかなお手伝いになればと思います。
花粉症に悩んでいる方がほんの少しでも心身の負担が軽くなって、よくなる事を願っています。
かかっていない人には苦しさがわからない花粉症。
筆者も実はイマイチわからなかったんですが、調べているうち誰もがかかる恐れがある症状と知ることができました。
風邪と油断せず、ちゃんと対応したいと思います。