マヌカハニーが注目されてからというもの、様々なメーカーのマヌカハニーが発売されてきましたが、どれを買ったらいいのか選び方がわからないですよね。
ロゴマークも色々あるし、UMF20+と記載されていたらUMF10+より良いのか? と思う程度で、しっかりとした知識を持っている方はあまりいないでしょう。
あまりに効果の高い健康食品は、適切な使用法や副作用の危険性も心配ですから、購入前に上手な選び方を知っておいたほうがよいですね。
マヌカハニーの表記の違いと副作用について、順を追ってわかりやすく解説したいと思います。
マヌカハニーの上手な選び方
様々な効果や効能が期待されているマヌカハニーの上手な選び方は、まず表記を理解することです。
選び抜かれたこだわりのマヌカハニーには、生産者側が定めた規定数値が表示されています。
それを知っておけば、選ぶときにも苦労しません。
ここでは、特に重要な「UMF」と「MGO」についてご解説しましょう。
UMF値の表示があるUMFマヌカハニーを選ぶ
UMFとは、ユニーク・マヌカ・ファクターの意味で、抗菌活性力の高さを数値で表したものです。
ニュージーランドUMFマヌカハニー協会に認定されたものだけが、UMFマヌカハニーの表示が可能です。
UMF5+、10+、15+、20+などと表示され、大きな数値を持つ方が、より抗菌力が高いことを意味しています。
MGO値の表示があるマヌカハニーを選ぶ
マヌカハニーの特殊要素である抗菌作用の成分をメチルグリオキサールといいます。
このメチルグリオキサールを略してMGOといいます。
MGO100+、400+など、MGOの含有量を数値で表したものがMGO値として記載されているのです。
MGS値の表示があるマヌカハニーを選ぶ
MGSは、マヌカハニーの持つ健康活性力を数値化したものです。
殺菌剤のフェノール溶液と比較して数値化していますので、信頼のおける殺菌効果の数値といえるでしょう。
MGS5+、8+、12+、16+、20+などがありますが、例えばMGO12+の場合、フェノール溶液の濃度12%と同等の殺菌効果を持っているという意味です。
また、抗菌作用を数値化したMGOとともに表記されることが多いのでわかりやすいですね。
UMF値、MGO値、それぞれの数字の意味
簡単に言うと、効果・濃度を数字にしたものがUMF、メチルグリオキサール成分の含有量を数値で表したものがMGOです。
いずれにしろ、UMFやMGO、MGSは数値が高くなればなるほど高価で殺菌効果も高く、よりパワフルな殺菌力を発揮すると考えていただくとわかりやすいでしょう。
医薬品を製造・販売する健栄製薬株式会社の研究によると、インフルエンザなどの感染症、胃腸疾患の予防、整腸作用、火傷や炎症の改善、虫歯や歯周病の予防に効果があるとされています。
各マークとそれぞれの殺菌消毒作用の数値一覧
UMF | MGO | MGS | 効果の目安 |
---|---|---|---|
5+ | 83+ | 5+ | 栄養補給の補助 |
10+ | 263+ | 10+ | 日常生活の健康維持 |
12+ | 356+ | 12+ | 日常生活の健康維持 |
15+ | 514+ | 15+ | 感染症予防や健康回復 |
18+ | 696+ | 18+ | 感染症予防や健康回復 |
20+ | 829+ | 20+ | 消化器官の改善や不快症状 |
23+ | 1046+ | 23+ | 消化器官の改善や不快症状 |
25+ | 1200+ | 25+ | より高い効果を求める方に |
※出典:健栄製薬株式会社Webサイトより
上の表は、消費者の体調の度合いによって、マヌカハニーを選ぶための目安です。
このように、UMF、MGO、MGSの表示は殺菌作用を具体的に数値化することで、消費者にマヌカハニーの効果の大きさをわかりやすくする効果があります。
表をみるとUMF25+、MGO1200+、MGS25+など、なるべく高い数値の物を買うのが理想だと考える方もいるでしょう。
マヌカハニーは数値が高ければ高いほど収穫高が少なく、お値段も跳ね上がります。
なかには1本が数万円もする高価なマヌカハニーもあります。
ですから、マヌカハニーの上手な選び方は単に数値が高い高純度なものとは限りません。
もし、あなたが日常の健康維持目的で使用するのなら、高額なマヌカハニーは必要ないでしょう。
健康維持目的にはUMF10+(MGO100+)程度、健康改善目的にはUMF20+(MGO500+)程度で十分です。
まずは続けやすい価格のもので、数値は最低でもUMF10+、MGO100+、MGS25+あたりのものから始めると良いと思います。
仮にあなたがもし、胃腸などの消化器官に不快感を感じていたり、高い殺菌作用を必要とする感染症予防を目的とするのなら、かかりつけの医師に相談の上、高純度のマヌカハニーを求めるほかありません。
こういった場合は、MGO1000+以上を取り扱っている数少ない通販ショップ「TCN」を利用することになるでしょう。
ちなみにMGO250+以上のマヌカハニーは、全体の20%程度しか無いそうです。
高純度のマヌカハニーが高価な理由がわかりますね。
それほど「貴重なもの」ということです。
UMF数値・MGO数値・MGS数値 それぞれの比較
前述したように、UMFは抗菌活性力、MGOはメチルグリオキサールの含有量、MGSはフェノール溶液との比較した殺菌効果を表しています。
それぞれ意味は違いますからただ単に比較することはできませんが、おおよその目安を知りたくありませんか?
- 【UMF10+】≒【MGO100+】≒【MGS10+】
- 【UMF20+】≒【MGO500+】≒【MGS20+】
- 【UMF25+】≒【MGO1200+】≒【MGS25+】
これは、それぞれの値に相当する目安と考えてください。
世界最高峰のマヌカハニー
マヌカハニーはMGOの含有量や抗菌力によって価格が変わりますので、一言で言えば「高価なものほど効果が高い」と言えます。
したがって感染症予防などの優れた効果を発揮するにはMGO500+(UMF20+)以上のマヌカハニーがおすすめです。
特に世界最高峰と言われるTCNのマヌカハニーは含有量MGO1100+に対して抗菌活性力はUMF39+相当と非常に効果が高いのが特徴です。【TCNサイト内ではUMFを活性強度と記載】
その理由は輸入時の添加物や農薬も全く検出されていない完全なオーガニック品だからです。
この世界最高峰のストロングマヌカハニーは日本人がニュージーランドで特別採取したというまさに世界一のマヌカハニーです。
もちろん世界最高峰ですから高価ですが、内容量500gという大きいサイズなので他社に比べてお得感があります。
- もっと殺菌効果の高いマヌカハニーがほしい
- 腸内環境を最適に保ちたい
- 今愛用しているマヌカハニーの効果では不足だ
- マヌカハニーのことをもっと知りたい
- 最高品質のマヌカハニーを手に入れたい
こういった方には最高品質のマヌカハニー販売店「TCNオンラインショップ」で詳しく紹介されていますので参考にしてください。
これもAmazonで購入することができますが、MGO1100+ 500g入りのものが40,410円とさすがに最高級マヌカハニーです。
もし、このストロングマヌカハニーの購入を検討されているなら、メーカー公式の【TCNオンラインショップ】で購入されたほうがよいでしょう。
なぜなら、最近中国製の偽物が流通しているAmazonで高価なものを購入するのはトラブルの危険があること。
そしてAmazonや楽天だとメーカーのサポートがないことが理由です。
メーカー直販オンラインショップなら
- 安心の品質【本物】
- サポートが充実している
- 直販だから一番安く購入できる
といったメリットがあります。
実際、Amazonなら40,410円、直営オンラインショップの定期購入なら38,389円、2000円も安く購入できます。(2020年10月調べ)
お手頃なマヌカハニーの選び方
高濃度のマヌカハニーは高価だけど「安く購入できないの?」と思うかもしれません。
答えは「NO!」です。
マヌカハニーは濃度や殺菌効果に比例して価格が高くなります。
ただ、日常生活の健康維持から初めたいという方はMGO400+程度のものから試してみるのも良いですね。
しばらく使ってみて効果を実感してから、TCNストロングマヌカハニーのような効果の高いものを選ぶのもひとつの方法です。
健康維持を目的とした一番人気のマヌカハニーといえば、「マヌカヘルス」製のものでしょう。
「マヌカヘルス」のものはニュージーランド産で、日本で一番流通しているマヌカハニーと言ってもいいでしょう。
Amazonや楽天でも簡単に購入することができるマヌカハニーです。
なかでもお手頃で、一番売れているのがMGO400+ 250gの2個セットがマヌカハニービギナーにはお求めやすいでしょう。
Amazonは価格の変動があるので一概に言えませんが、この記事を書いている現在で2個セット5,644円でした。
楽天では5,954円、Amazonも楽天も送料無料でした。
ただしMGO400+では健康維持程度しか効果を期待できず、感染症予防や腸内環境改善といった高い効果を望むなら同じMGO値でもUMF効果の優れたストロングマヌカハニーをお求めください。
事項からはマヌカハニーのメリット・デメリットや使用上の注意について詳しく解説していきます。
マヌカハニーにのみ含まれる抗菌成分メチルグリオキサール
MGOはメチルグリオキサールの略ということは前述した通りです。
また、マヌカハニーの抗菌効果・作用は今までも知られていました。
2008年にドイツのドレスデン大学のトーマス・ヘンレ博士により、「マヌカハニーの抗菌作用を持つ物質が『食物メチルグリオキサール』に帰属するものである」と発表されました。
>トーマス・ヘンレ(Thomas Henle)博士の論文はこちら↓
ニュージーランド産のマヌカハニーの主要な抗菌成分としてのメチルグリオキサールの同定と定量化(英語/PDF)
この論文により、メチルグリオキサール(MGO)はマヌカハニーが持つ独自の成分だということがわかりました。
マヌカハニーの有効成分は危険なのか?
「マヌカハニーの有効成分であるメチルグリオキサール(MGO)が発ガン性物資であり、危険だ」という噂を聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
この噂の原因は、東北大学大学院医学系研究科・小川晋准教授らのグループによって発表された「糖尿病合併症の進展予測物質を同定」という研究論文によるものです。
その研究論文は、「血中メチルグリオキサールは5年後の糖尿病性血管障害進展を予測する」というサブタイトルの文章から始まります。
サブタイトルから推測すると恐ろしい研究結果ですよね。
>東北大学大学院医学系研究科の論文「糖尿病合併症の進展予測物質を同定」はこちら↓
糖尿病合併症の進展予測物質を同定(日本語/PDF)
実はこの研究論文の真意を伺うべく、高純度マヌカハニーのプロ販売店「TCN」は、東北大学・小川晋准教授へ電話にてインタビューをしています。
小川晋准教授に確認したところ、「マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールとの関連性については全くデータが無いため、どのような結果が生じるかは不明であり返答のしようが有りません。」との返答があったといいます。
つまりこの研究は、糖尿病患者の傾向について考察したものであり、がんについて考察したものでもなければ、健常者の血中メチルグリオキサールについて調べたものでもないということです。
しかし、いつの間にか「マヌカハニーのメチルグリオキサールが血中に増えれば糖尿病性血管障害が誘発され、その結果がんが生じるので危険」という噂に転じてしまったようです。
マヌカハニーを採取した研究でも血管障害の原因となったデータは存在しません。
むしろ、ストレスや加齢で体内のメチルグリオキサール量が低下すると、あらゆる疾患を引き起こす可能性が指摘されています。
本来、メチルグリオキサールは様々な食品(コーヒーやココア)にも含まれています。
ただ、マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは、コーヒーやココアの20倍もの含有量ですから、かなり濃度が濃いと言えます。
>高純度マヌカハニーについて非常に詳しいサイト「TCN」はこちら↓
株式会社TCN オンラインショップ
マヌカハニーを摂る メリット
マヌカハニーが持つ抗菌作用を上手に活用することで、健康維持、体調改善、病気の予防……など、様々な用途にマヌカハニーは役立ちます。
抗菌作用を持つメチルグリオキサールの含有量が圧倒的に多いことで知られるマヌカハニーは、ニュージーランドの病院では処方薬としても使われています。
医療現場でも、その抗菌作用の強さから、手術後の術後部位の化膿止めとして使用している病院もあるということです。
マヌカハニーを摂る デメリット
マヌカハニーの注意点は、他の糖分と同様に過剰摂取することで糖尿病予備群に陥ったりする点でしょう。
適量は、1日ティースプーン2~3杯です。
どんな健康食品でも適量を守ることが大切ですね。
マヌカハニーにも副作用はあるのか?
マヌカハニー自体には「副作用」というものはありません。
しかし、マヌカハニーに含まれる原料に対して元からアレルギーを持っている方は、摂取時に湿疹や痒みといったアレルギー反応が起きる場合があるといわれています。
過去、ハチに刺されてアレルギーを起こした方(全身のじんましんなど)は要注意です。
これは、ハチ由来の食物全般にいえることです。
【注意!】必ず気をつけておかなければならないこと!
ハチ由来のアレルギー以外では、乳児ボツリヌス症に気をつけなければなりません。
1987年10月、「1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないように」と厚生労働省が勧告しました。
乳児ボツリヌス症の原因食品として、ハチミツが挙げられるからです。
また、妊娠もしくは授乳中の方は摂取を控えましょう。
>厚生労働省の勧告はこちら↓
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから(日本語/PDF)
ボツリヌス菌は土壌や海、湖、川などの泥砂中に存在している嫌気性菌(酸素のない状態でよく増える菌)です。
自然界でハチが集めてくるハチミツにボツリヌス菌の芽胞が混入する可能性があり、更に嫌気性菌のため瓶の中で芽胞に守られたまま菌はしぶとく生き続けます。
1歳未満の乳児がボツリヌス菌の芽胞を摂取すると腸管内で菌が増え、ボツリヌス中毒を起こしてしまいます。
これを乳児ボツリヌス症といいます。
大人は腸内にいる大腸菌などでボツリヌス菌を不活化することができるので問題ありませんが、乳児は腸内細菌が未発達です。
しかも消化管が短いのでボツリヌス菌が芽胞のまま腸管まですぐに届いてしまい、さらに乳児の腸で増殖したボツリヌス菌が毒素を産生し続けます。
ボツリヌス毒素は、約0.5kgで世界人口分の致死量に相当するという「乳幼児には最も注意が必要な毒素」です。
マヌカハニー 副作用の危険性と上手な選び方 まとめ
マヌカハニーは天然の健康食品なのでメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
- 特に乳幼児には危険であるということ
- 精製された薬のような副作用はない
- アレルギー反応には十分気をつける必要がある
注意事項を守り、うまく利用すれば医療にも使用されるほどの殺菌効果によりメリットは大きいものとなります。
また、マヌカハニー選びにおいて2つの指標がありました。
効果・濃度を数値にしたUMF値と、成分の含有量を数値で表したMGO値で効果の大きさがわかるというものです。
マヌカハニーのメリットやデメリットを詳しく知ることでうまくお付き合いできることができれば幸いです。
参考文献:
- Thomas Henle ニュージーランド産のマヌカハニーの主要な抗菌成分としてのメチルグリオキサールの同定と定量化(英語/PDF)
- Thomas Henle 甘いバクテリアキラー(ドイツ語/PDF)
- 健栄製薬株式会社ホームページ
- 東北大学大学院医学系研究科 糖尿病合併症の進展予測物質を同定(日本語/PDF)
- 株式会社TCN オンラインショップ
- ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから(日本語/PDF)
- 消費者庁ホームページ ハチミツによる乳児のボツリヌス症
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