起業して新たなスタートをきっても失敗して1年もたたない間に潰れてしまう会社が60パーセントもあるといわれています。
たったの4割しか生存しないのです。
その後、3年後には85パーセントも倒産し、10年後に存在する会社はわずか3パーセントといいます。
これほど経営とは難しいものなのでしょうか。
特に最初の1年の生存率で残る会社と失敗する会社にいったい何の違いがあるのでしょうか。
何を売るかで生存率は決まる
もともと商売を始めるときに「何を売ろうか」となります。
「物販」「製造」「サービス」「情報」など売るものは沢山ありますが、大抵の人は元々勤めていた会社が販売していたものと同じようなものを売る傾向があります。
たしかに、同じ業種で起業すると勤めていた時のノウハウをうまく利用できるかもしれません。
しかし、元々その業種の商品は売れないものだったらどうでしょう。
儲からない業種だったらここで一気に生存率を落として失敗することになります。
あなたが勤めていた時のことは忘れて、何が売れるのかもう一度考える必要があります。
努力で1番がとれる業種を選ぶ
あなたが売りたいものではなく、「売れる商品を売る」のが鉄則です。
しかし、多くの倒産する会社は「売りたい商品」を「売れる商品」と思っています。
売れないものを売ろう売ろうとしていることが多いのです。
大手や強い競合が沢山いたり、そもそも商品の代用品となるものがあったりすると、あなたの商品は売れないでしょう。
努力をしても1番を取れないような競合がいる場合、何かあたなの売るものに優位性がなければ売れません。
代用品がある場合は、あなたの商品を買う意味すらなくなるでしょう。
また、優位性のあるものを売るほうが1年後の生存率は上がるので何か優位性を見つけることに専念したほうが良いですね。
儲からない業種
儲かっている業種は「情報」「保険」「金融」などが挙げられますが、儲かっていない業種の代表格が飲食です。
従業員の年収を見るとよくわかります。
飲食店の店員の給料は他の業種より安いことが多いですよね。
従業員の給料が安い業種は儲かっていないと思ってください。
儲からない商売に手をだすと働いても働いても儲からないということになり、その過酷な労働時間から人材も不足します。
人材が不足すると他の従業員にも負担をかけることになり、結果やめてしまいます。
自分ひとりになると過酷な労働から体長を崩し、倒産となるケースが多くみられます。
誰も知らない
起業する人の99パーセントは広告をうたないといわれています。
広告をうたなくてもなんとかなると考えているのでしょう。
あなたが営業したとき、商品の告知は1対1でしかできません。
チラシをばら撒いたときは1対100くらいでしょうか。
しかし、インターネットを活用した広告では1対10000以上の拡散率があります。
広告をうたなければあなたの商品は誰も知らないと思ったほうがいいでしょう。
起業の失敗~最初から1年後の生存率は決まっている~ まとめ
- 何が売れるのか考える
- 売れないものは売らない
- 競合が多いものは避ける
- 代用品があるものは売れない
- 儲かる業種を選ぶ
- 優位性のある商品を売る
- 商品を知ってもらうにはネット広告の効率が良い
起業するまでに時間をかけてもいいのです。
よく考えて勝てる算段があるかを見極めて起業すれば1年未満の生存率はあがります。