毎年、春が来ると「くしゃみ」や「鼻水」が出るようになってきて、季節の変わり目だから風邪かなと思っていたけど、最近目や耳の奥が痒くなってきた…ということは、まさか「花粉症になっちゃった？」
そう不安に思いながらも、いざ病院へ行こうとすると果たして「花粉症は何科に罹（かか）ればいいのだろうか？」とわからないので、結局そのまま放置してしまった人もいらっしゃるのでは？
そして夏になると花粉も飛ばなくなりますし、症状も治まりますから、今さらと思って病院へ行くのを止めてしまったという方も案外多いのではないかと思われます。
花粉症もやはり病院にいったほうがいいのでしょうか？
実際問題、花粉症かもと思っても、さて何科に行けばいいのか、すぐにはわかりませんよね。
また、近くに総合病院がない場合には、内科の個人病院でもいいのか？とか、花粉症にかかったのが子どもだったら小児科に行くのか？など、かなりの疑問が付いてくるようです。
花粉症で病院にいこうと思ったけど何科に行けばいいかわからない？
「ひょっとして花粉症かも…」と思ったら、病院は何科に行けば良いのでしょうか。
花粉症を疑う原因になるのは「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」「皮膚のかゆみ」など複合的に出る症状ではないでしょうか？
その時、一番ひどいと感じる症状はどれですか。
「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」がつらいと思うなら「耳鼻科」か「耳鼻咽喉科」を診察してください。
「目のかゆみ」がつらいと思うなら「眼科」を受診されるのが良いと思います。
近くにこれらの専門科のある病院がなければ、内科を受診しても問題ありませんし、お子さんであれば小児科でもよろしいと思います。
また、近頃では「アレルギー科」を常設している病院などもあるそうです。
まず手始めとして自宅近くの病院に何科があるかを調べてみましょう。
病院の費用はいくらぐらいかかる？
花粉症を疑って病院へ行ったときに、アレルギー検査を薦められる事があります。
これは保険適用ですが、それでも3,000円～10,000円程度は掛かるようですので、初診料や薬代などを考え合わせて、お金は少し多めに持って行った方がよさそうです。
実際に花粉症と診断されて治療を受ける場合は、程度にもよりますが、2ヶ月位で10,000円ほどかかるようです。
花粉症の治療には殆どの場合保険適用となりますので、驚くような高額医療費を請求されるというのはあまり心配しなくてもよさそうですよ。
病院選びのコツ
悲しいことに、花粉症とは一度罹ってしまうと、毎年毎年繰り返されるアレルギー疾患なのです。
なので、治療を受ける病院を自宅や会社から遠い場所で選んでしまうと、通うのがイヤになってしまう恐れがありますので、なるべく近くの病院を探した方が良いと思います。
最近は、アレルギー疾患の患者さんを専門に診てくれる「アレルギー科」を設置している病院も増えてきました。
耳鼻科や眼科に罹る場合でも、アレルギーに詳しい先生がいる病院の方が、早め早めに適切な治療が受けられる場合がありますから、調べてみてくださいね。
花粉症で病院にいく必要はない！？｜専門科とは？費用と病院選び まとめ
年々患者が増えている花粉症は、つらい症状や根治（再発の心配がないぐらい完治すること）までの時間はとても長く掛かります。
治療を受ける病院はちゃんと選びたいものですね。
くしゃみや鼻水がずうっと続くので病院へ行ったら「風邪ですよ」と診断されたものの、風邪薬を飲んでも一向に症状が改善しない時には、花粉症を疑って、病院を変えて受診してみるのが良いと思います。
長い治療時間がかかる花粉症。
焦らず、じっくりと治すためにも、いいお医者さんに巡り会いたいものですね。
自分でいいお医者さんを探す努力も必要ではないでしょうか？