ISS国際宇宙ステーションを見よう!内部の大きさと各国の役割。乗組員が無事帰還!日本もがんばっています!

ISS国際宇宙ステーションの建設が進んでいますね。

カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたソユーズロケットと乗組員ユーリ・マレンチェンコ氏、ティム・コプラ氏、ティム・ピーク氏の3人が、無事ISS国際宇宙ステーションに着いたと報道されています。

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いったい地球人にはこれからどんな未来が待っているのでしょう。

 

ISS国際宇宙ステーションとは

about_index_iss_image_mISSとはInternational Space Stationの略、日本語でいうところの国際宇宙ステーションです。

国際宇宙ステーションは、地上から約400kmの上空に建設された国際的な有人実験施設です。

1周約90分という驚異的なスピードで地球の周りを回りながら宇宙空間における実験や宇宙が及ぼす影響などの研究、地球や天体の観測などを行っている施設です。

ISS国際宇宙ステーションの主な目的は、宇宙という特殊な環境を利用したさまざまな実験や研究を長期間行える場所を確保し、そこで得られた成果を活かして国際的に科学や技術をより一層進歩させること、そしてそれらの成果を地上の生活や産業に役立てていくことです。

ISSには、2000年11月2日から約6ヶ月ごとに宇宙飛行士が交代をしながら滞在し、宇宙環境での科学実験やISSの保守作業などを行っています。

 

ISS国際宇宙ステーションの規模

iss_upISSの大きさは、約108.5メートル x 約72.8メートルという今までの今までの研究活動の場所であったロケットと比較するとかなり大きな空間です。

身近なもので例えるならサッカーの競技場とほぼ同じ大きさです。

また、ISSの重さは約420トンで、小型乗用車1台分の重さが約1トンとすると、ISSは小型乗用車約420台分と同じ重さということになります。

 

ISSにおける各国の役割と担当部門

ISSは、各国がパートナーとなり、それぞれに開発した要素で成り立っています。

基本的には各要素をその担当の国が責任を持って運用し、全体のとりまとめを米国が行うというシステムです。

各要素の打上げには、米国のスペースシャトルやロシアのソユーズロケットなどが使用され、常に有人によって実験、研究がされているので、物資補給が必要になります。

物資補給には、米国、ロシア、ESA、日本の宇宙ステーション補給機があたることとなっており、日本の「こうのとり」も重要な役割のひとつを果たしています。

 

ISSの構成

米国航空宇宙局(NASA)

各国と調整を取りながら、各国の研究成果の総合的なまとめ役を担当しています。

米国が提供する要素は、実験モジュール、ロボットアームを設置するトラスという部分、さらに太陽電池パドルを含む電力供給系などが主な役割です。

NASA

ロシア連邦宇宙局(Russian Federal Space Agency: ROSCOSMOS)

最初に打ち上げられた基本機能モジュールを含む「ザーリャ」、2つの実験モジュール、居住スペースとなる「ズヴェズダ」などの要素のほか、搭乗員の緊急帰還機「ソユーズ」などの役割を担当します。

FSA(ロシア語)

欧州宇宙機関(ESA)

ヨーロッパの国々が集まったESAという団体の中からイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの11カ国が参加し、主に実験モジュールを提供しています。

ESA
DTU(デンマーク)
CNES(フランス/フランス語)
DLR(ドイツ/ドイツ語)
ASI(イタリア)
INTA(スペイン/スペイン語)
SSC(スウェーデン)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)

日本の実験棟となる「きぼう」を提供しています。

物資の補給には、宇宙ステーション補給機「こうのとり」が活躍しています。

JAXA
「きぼう」日本実験棟
宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)

カナダ宇宙庁(CSA)

カナダはこれまでにも、スペースシャトルで使われるロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を製造した実績を持っていますので、ISSの組み立てや装置の交換に使用するロボットアームを提供しています。

CSA

 

ISS国際宇宙ステーションを360度見渡せる

04d538e0現在地上から最も離れた場所で仕事をしている宇宙飛行士ですが、今回は彼らの仕事場である国際宇宙ステーションを360度見渡せるという「ISSパノラマツアー」サイトがあります。

International Space Station panoramic tour / Highlights / International Space Station / Human Spaceflight / Our Activities / ESA

こちらのリンクから「ISSパノラマツアー」というサイトに行くことができるのですが、現在は国際宇宙ステーションの一部、日本の「きぼう船内実験室」、ESAの欧州実験棟「コンバス」、米国実験棟「デスティニー」、それぞれを連結するNode1(第1結合部)「ユニティ」、Node2(第2結合部)「ハーモニー」、地球を観測するに最適なキューポラと呼ばれるNode3(第3結合部)が公開されていますので興味のある方は是非みてください。

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