花粉症や風邪で、地味に辛いのが鼻水です。
鼻をかみすぎると、鼻の舌がガビガビになってしまいますし、油断していると知らない間に垂れているときがあります。
精神的にもダメージが大きいので、止める方法があれば、ぜひ実践してみたいですね。
鼻水の原因
花粉症や風邪で、鼻水が出るのは、鼻の中を洗い流そうとしているからです。
サラサラした鼻水で、花粉やウイルスを体外に排出しているんですね。
しかし、鼻粘膜で炎症が起きると、粘り気がある、ドロっとした鼻水になります。
流れ出る鼻水は、できるだけかんで処理しましょう。
すすって戻すと、中耳炎の原因になることがあります。
また、あまり強くかみすぎるのも考えものです。
耳が痛くなったり、鼻血が出たりする可能性があります。
垂れてくる鼻水を止める方法
垂れてくる鼻水を止める方法は、じつに様々です。
呼吸法で止めるもの、ツボを押さえて止めるものなど、それぞれご紹介したいと思います。
呼吸法で止める
呼吸法で止める方法は、次のような手順で行ってください。
一時的に鼻水を抑えることができます。
人前でやるのは少し恥ずかしいので、トイレタイムなどを活用して止めてください。
- 深く呼吸したあと、ゆっくりと息を吐き出す
- 吐ききったら鼻をつまんで息を止める
- 息が苦しくなるまで、頭をゆっくりと上下させる
- 鼻を解放して、呼吸を再開する
舌を使って止める
舌を使って止める方法は、人目を気にせずに行えるので便利です。
手順は簡単で、まず、口内の上部分を舌で押します。
舌を離したあと、疲れ目をいたわるように、眉間を指で押さえます。
以上の動作を、20回ほど繰り返せばOKです。
ツボを押して止める
鼻水を止めるのに効くツボは、「迎香(げいこう)」「鼻通(びつう)」「睛明(せいめい)」の3ヶ所です。
押すときのポイントは、以下の通りです。
- 迎香:小鼻の左右のふくらみの脇にあるツボ。鼻トラブル全般に有効です。鼻水を止めるには、指で5秒間ほど押していきましょう。5回ほど繰り返せばOKです。
- 鼻通:小鼻の少し上のくぼみにあるツボ。鼻通りを良くする効果があります。両脇から指で挟むように、数回押していきましょう。
- 清明:鼻の付け根の両脇にあるツボ。目頭の部分でもあるので、鼻水のほかに疲れ目にも有効です。親指と人差し指で挟んで、つまむように押していきましょう。
水を含んで止める
鼻水を止めるために、スプーン1杯ほどの少量の水を口に含むだけの方法です。
水を含んだまま、しばらく放置して、鼻の通りがよくなってきたら水を飲み込みます。
吐き出しても良いのでは?と思いますが、のどの炎症を抑える効果がある唾液も含まれているため、飲み込んだ方が良いとされています。
人によっては合わないこともあるので、効果が見込めないようでしたら、他の方法を試すようにしましょう。
ペットボトルで止める
鼻づまりを解消するのに効果的な方法です。
使用するペットボトルは、500mlサイズのものです。
右の鼻が詰まっていれば左の脇の下、左の鼻が詰まっていれば右の脇の下に挟んでいきます。
しばらく待つことで、鼻の通りがよくなります。
ドライヤーで止める
ドライヤーの温かい風を、うなじ付近にあてることで、鼻の通りをよくします。
あまり近くからあてすぎると、熱いので注意してください。
予防するには、マフラーやカイロなどで、首を冷やさないようにするのが一番です。
首を暖かくしておくだけでも、鼻水に悩まされる頻度は低くなりますよ。
蒸しタオルで止める
蒸しタオルは、電子レンジで手軽につくることができます。
水で濡らして、適度に絞ったタオルを、約1分温めればOKです。
肌にあてても問題のない温度であることを確認して、鼻にあてましょう。
じんわりと温めることで、鼻の通りがよくなります。
鼻水を止める方法! まとめ
止まらない鼻水に悩んでいる人は、応急処置として、ご紹介した方法を試してみましょう。
根本的な解決にはなりませんが、手軽に一時的な対処ができます。
花粉症や風邪がひどい場合は、医療機関に相談するのが一番ですよ。