貯金箱

銀行の預金金利は私たちの税金で支払われているのをご存じでしょうか。
金融業といえば日本でも銀行や保険、各種ローン会社などを思い浮かべるでしょう。
アコムやプロミスなど即日借金ができるサービスもあります。
中でも巨大なのが銀行です。

お金の仕組みを知ることで銀行の実態に驚くでしょう。
ごく簡単にさわりだけ説明しましょう。

 

銀行の仕組み

銀行通帳銀行は私たちがお金を預ける所という印象がありますが、逆にお金を貸してくれます。
金融業、すなわちお金を融通してくれるのです。

私たちも銀行に行くと振り込みをしたり、貯金したり、引き出したりしますので銀行内のお金はひっきりなしに動いています。
しかし、実際のお金が動いているわけではありませんよね?
例えば、あなたが東京に住んでいたとして、東京都内の銀行から福岡県の銀行口座へお金を振り込んだとします。
この時、東京都内の銀行から福岡県の銀行にお金を運ぶのでしょうか?
違いますよね。

銀行で取引されている「お金」というのは「数字」を動かしているにすぎないのです。
東京の銀行口座から1万円振り込めば1万円マイナスになりますし、福岡県の銀行口座では1万円プラスと表示されるのみです。
また、銀行には多くの方がお金を預金しますが、そのお金全てがそこにあるわけではないのです。
そう、銀行とはバーチャルな世界なのです。

 

私たちが銀行にお金を貸している!?

私たちは普段、銀行にお金を預けていると勘違いしていますが、実は銀行の立場から言うと「庶民からお金を借りている」のです。
銀行は私たちからお金を借りることによって、資金を準備し、そのお金を企業などに貸します。
この時、発生する利息が私たちの預金金利となるのです。

しかし、現在では企業がお金を持っているためか、お金を借りてくれないのです。
お金を借りてくれなければ、私たちが銀行に貸すことでもらえるはずの金利が支払えません。
そこで、銀行は国債を買うのです。

 

国債と利息と税金

貯金箱国債は国が発行しているいわば日本の借金のようなものです。
勘違いされがちですが、国債は私たちの借金ではありません。
あくまで日本国が国債を買ってくれる企業や個人に対して借金をしているということです。

しかし、日本の政府は収益事業をしていません。
簡単に言えば金融事業での「収入がない」。
お金が入らないのです。
従って、銀行が買ってくれた国債に対して利息を付けて返すことができません。

でも、銀行は経営のために政府に利息を要求しますよね。
これを補うために政府は税金から銀行へ利息を支払うわけです。

 

銀行に預金するとお金が減る

お金が減るここで何かおかしいと気づきませんか?
銀行は金融事業を行っていますから、いくら企業が借りてくれないといっても、いくらかの貸し付けはありますが、銀行員の人件費や店舗費用などを差し引けば足りていないということですね。
銀行が事業で収益をあげた利息は、ほとんど銀行経営で無くなっているのです。

それを補うのが国民から集めた税金。
そう、私たちが支払っている税金から銀行利息が支払われているのですから私たちのお金は増えているのではなく減っているのです。

 

銀行に預金すればお金が減る|金利は税金で支払われている まとめ

銀行に預金するとお金が減るといわれても、ずっとお金を持っていられないですよね。
だから、お金持ちと呼ばれる人たちは投資などで収益をあげて減らないようにしています。
減らないどころか、増えている人もいますよね。

銀行に預金をするな!とは言いませんが、銀行の仕組みを知っておくことは大切なことです。

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