「援交」「サポ」というキーワードがSNSに溢れるようになってどれくらい経つのでしょうか。
かつては援助交際、または略して「援交」や「えん」と呼んでいたが、現在ではサポートを表す「サポ」や「パパ活・ママ活」、募金活動と称して「募金」というキーワードが目立つようになりました。
今回、「えん」「サポ」「募金」といったキーワードやツイッターのハッシュタグが激減したといいます。
SNSでの援助交際を目的とする投稿が激減した理由とはいったい何なのでしょうか。
警察官が返信
愛知県警少年課では少女がSNS上に「サポ」「募金」のような投稿をしているのを見つけると、警察官が直接SNS上に返信して注意を呼びかける取り組みをしました。
少女たちも援助交際が悪いことだと知っているのでしょう。
援助交際は児童買春にあたる立派な犯罪です。
そんな中、比較的バレにくく、多くの人が閲覧するSNSで「援交」「サポ」「募金」といった呼びかけをしている少女たちにとって、警察官がSNS内を巡回していることは脅威です。
「もしかしたらバレてしまうかもしらない」と不安になるでしょう。
少女たちも逮捕されたくないので、投稿が激減するのは当然とも言えます。
今まで、警察はなぜこのような取り組みをしなかったのかと思いますね。
といっても、私自身このニュースを聞いて初めて「なるほど~」と感心したのですから、意外な盲点でした。
根気よく呼びかけをする取り組みが大切なのですね。
犯罪を抑止する効果
また、成人が未成年者と深夜に出歩くと、自治体が定めている条例により罰せられることもあります。
もちろん援助交際であった場合、児童買春禁止法により逮捕されます。
ホテルに入った直後に現行犯逮捕されたという話も聞きます。
SNS投稿を警察官に見られているということは逮捕されに行くようなもの。
SNSでの援助交際投稿は危険極まりないと誰もが思うでしょう。
大人の視点から見ても、児童買春という犯罪を抑止する効果は称賛すべきものです。
「援交」「サポ」「募金」投稿が激減した理由 まとめ
文教大学情報学部での調査では、この取り組みによりSNS投稿が全体で約6割減ったと発表しています。
また、この警察の取り組みがネット上で話題となったことで投稿を抑制する結果を生みました。