エアコンクリーニングは家庭用の壁掛けタイプで1万円～1万5千円が相場とわりと高額です。
また、エアコンクリーニングをしても効きは良くなったけど嫌な臭いは残ったままということが多いです。
あのエアコン独特の嫌な臭いが気になる方はエアコンクリーニングに依頼しなくても自分で簡単に臭いを消す方法があります。
意外や意外、すごく簡単なのでクリーニングに依頼する前に一度試してみてはいかがでしょうか。
1時間で嫌な臭いが消える方法
自分でできる簡単なエアコンクリーニング方法とは、エアコンを最低温度でかけて部屋の窓を全開にするだけ。
エアコンの最低温度は16度～17度のものが多いでしょう。
これを1時間放置します。
これだけでエアコンの嫌な臭いが消えるというのです。
実は、この方法はエアコンメーカーのお客様相談センターが教えてくれたお手入れ方法だったのです。
エアコンのことを熟知しているメーカーから教わった方法ですから臭いが消えるメカニズムが解っているに違いありません。
臭いの発生原因
なぜ、最低温度にして窓を前回にして1時間放置するだけで臭いが消えるのでしょうか。
三菱電機のお客様相談センターがいうには、本当だといいます。
嫌な臭いは熱交換器やドレンパンに付着します。
熱交換器はエアコンのカバーを外すと見える放熱フィンの部分です。
この部分に汚れが溜まってエアコンの効きが悪くなったり、嫌な臭いを発生させる原因にもなります。
また、ドレンパンというのは冷却コイルに暖かい空気が触れてできる水滴を受ける皿状のものです。
これにカビが生えたりして嫌な臭いが発生します。
実は、エアコンクリーニングを依頼した場合、まずは熱交換器を洗浄液でクリーニングし、ドレンパンを取り外して洗い流すのです。
熱交換器の洗浄は、専用のエアコンクリーナーも売っていて自分でできますが、このドレンパンは知識のないものが取り外すには難しいため、エアコンクリーニング業者に依頼して除菌してもらうというのが一般的です。
簡単クリーニングの効果
さて、メーカーから教わった方法ですが、最低温度でエアコンを運転し、外気の暖かい空気をわざと触れさせると熱交換器やドレンパンが結露します。
わざと結露させることで、今まで溜まった汚れと臭い成分が結露水により洗い流されて原因を除去するというのです。
窓を全開にしていますから、このときに出た臭いも室外に排出され、換気しながら洗浄しているのと同様の効果があるということです。
また、この方法がどのエアコンでできるのか聞いてみたところ、「全てのルームエアコンで有効」とのコメントがあったそうです。
さらにエアコンに備わっている内部クリーニング機能よりも効果があるというのですからやってみる価値はありますね。
電気代が気になる
エアコンをフル稼働すると電気代が高くつくんじゃないの？ と思われるでしょう。
でも、たったの1時間です。
調べてみると、エアコンの1時間の電気代は平均27円程度でした。
これは平均ですから、フル稼働すると少し高くなるのは当然でしょう。
しかし、100円は超えませんから、エアコンクリーニングの1万円～1万5千円に比べると安すぎます。
一度試して損はない方法ですね。