電車が止まって遅延や運転見合わせで困ることってよくありますよね。
通勤に関しては遅延証明書などが発行されるので問題ないですが、大切な商談に間に合わなかったりすると先方に連絡して時間を変更してもらったりと結構大変です。
事故、停電、台風、地震など遅延や運転見合わせを生む問題はたくさんありますが、一部路線だけでなく全線運転見合わせによる最も大きな遅延は自然災害ではないでしょうか。
自然災害による遅延の件数からみてみましょう。
自然災害で電車が止まる?
年間どれくらいの自然災害による遅延があったのか首都圏の主要なJR路線をみてみよう。
2014年度のレスキューナウの調査を基に首都圏格沿線の回数をポイントとして換算してみた。
15分以上運行停止となった運転見合わせの原因
- 台風 10p
- 強風 15p
- 大雨 2p
- 大雪 45p
これによると台風による運転見合わせは10ポイントとなっているが、沿線別にみてみると年間たったの2回のみと意外に少ないのがわかります。
強風で電車が止まったのは東海道本線が10回と多いものの、大雨による運転見合わせは2ポイント、沿線別ではたったの1回ずつです。
次は15分未満の遅延についてみてみましょう。
15分未満の電車の遅延の原因
- 台風 17p
- 強風 39p
- 大雨 9p
- 大雪 38p
ここでも台風による運転見合わせは各沿線2回以内、大雨による遅延は3回以内となっています。
これも強風や大雪のほうが目立つ結果となりました。
2014年は記録的な大雪の年だったのでこれはしかたないでしょう。
自然災害による電車の遅延は意外と少ない
首都圏全体的にみても運転見合わせが多かった路線でも15回と意外に少ないことがわかります。
日本の電車は時刻どおりに来るというイメージに慣れきってしまっているせいか、体感的に多く感じているだけなのかもしれません。
確かに大きな自然災害は人々の記憶に残りますからね。
実際、台風や大雨で電車が止まることがこれだけ少ないのですから、日本の鉄道ダイヤのすばらしさがわかります。