集団行動訓練というのを御存知でしょうか。
集団行動というのは、日体大実演会における演技のことで、
テレビ朝日系番組「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」にて放送されて以来、
注目を集めています。
日体大(日本体育大学)で伝統的に行なわれている応援といえば、
「エッサッサ」が有名です。
エッサッサは、大正時代後期に各学校でスポーツの応援が盛んとなり、
体操学校在校生の師範科生であった平井一が考案した応援スタイルです。
エッサッサは、現在も新入生の特別活動として受け継がれていますが、
このエッサッサ同様に大学生活における特別活動として、
「集団行動」の演技が注目を集めることとなったのです。
集団行動は、元々男子が行っていましたが、
2011年度は、女子45人がNTF45(エヌテイエフ フォーティーファイブ)という称号で、
演技しました。
NTF45の
NはNIPPON(日本)、
TはTAIIKUDAIGAKU(体育大学)、
FはFAIRY(妖精)
を表しているそうです。
日体大の女子大生45人が美しい演技をする妖精の様になって欲しいという願いから生まれたといわれています。
2013年度は、男女混合で80名からなる大きな集団となりました。
「集団行動」日本体育大学第51回体育研究発表実演会
集団行動は2年に一度、
秋に新横浜にある横浜アリーナで行われる体育研究実演発表会で発表されますが、
毎回、実演会(発表会)の日にちは異なります。
また、入場にはチケットが必要で、
入場チケットは、指定席と自由席があり、
指定席は、日体大の学生が1人につき二枚、
指定席チケットを支給されるのみで、
知り合いや、親戚づたいなどで直接日体大の学生から指定席チケットを得るしか方法はありません。
一方、自由席の場合、
実演会(発表会)当日に、
直接横浜アリーナに行くことで一般枠のチケットで入場することができます。
しかし、日体大の体育研究実演発表会は、
来場者がとても多く、毎年席が足りないと聞きますので、
なるべく早めに行ったほうがいいでしょう。
また、先述したように日体大の体育研究実演発表会は、
2年に一度行われるので、
実演会が行われる年の4月頃に「日本体育大学ホームページ」をチェックし、
実演会の日程を確認しておくことをオススメします。
さて、現在最注目株の日体大集団行動の演技ですが、
警察学校、消防学校、自衛隊、防衛大学校、海上保安学校、海上保安大学校など
日体大以外にも集団行動訓練を実施している団体は数多くあります。
また、近年では、
北筑高校、広島皆実高校体育科、高槻高校、京都学園中学校、阿武野高等学校、笠工などが、
体育祭などで集団行動の演技を行っているようで、
YouTubeなどにその演技がアップされていますのでご覧になることができます。
2012.9.20 広島皆実高校体育科による集団行動
昨今では、「個」としての存在意義が問われることがよくありますが、
この集団行動訓練を一度みてもらえるとそこに集団としての感動が伝わると思います。
集団行動は、個としての演技ではなく、
個を捨て、集団としての美を追求したとても素晴らしい演技です。
是非みなさんも集団行動を見学することをお勧めします。