危険なアルコール摂取方法! ~急性アルコール中毒が世界中で多発! 心配停止や死に至るタンポン飲酒~

20141023kawaguchi01急性アルコール中毒により救急車で運ばれる若者が増えています。

日本でも飲み会などで先輩や友人に無理やりその場の雰囲気で一気飲みなどの危険なアルコール摂取を行い泥酔状態を超えて気絶、心配停止などで最悪死に至るケースが多発しているのです。

アメリカなど海外では、飲酒以外のさらに危険な方法でアルコールを摂取する若者が増え、脳障害や死に至ることが頻繁にあり、社会問題にもなっています。

ここでは、急性アルコール中毒の恐ろしさとともに海外で行われている危険なアルコール摂取方法をご紹介しますが、決してマネしないようにしてください。

 

危険なアルコール摂取方法

o0165017410369131263最近、海外で社会問題となっている危険なアルコール摂取方法の詳細が明らかになりました。

アメリカのニュースメディアが報じたところによると、生理用品のタンポンにウォッカを浸して膣や肛門に挿入することで血液にアルコールを流すというものです。

以前からこの方法は、アメリカで都市伝説として知られてきました。

しかし、実際にアルコール漬けのタンポンを膣に挿入するなど馬鹿げたことなので冗談のように考えられてきましたが、近年この方法でアルコールを摂取し、気絶、心配停止、死に至るケースが多発し、若者の間で急速に広まっていることを証明した結果となりました。

タンポンは、生理用品として膣内に挿入し、血液を外に漏らさないように吸い取るというものですが、この方法では逆にウォッカなどのアルコール度数の高い酒を先にタンポンに吸い込ませて膣に挿入し、膣内の粘膜から直接アルコールを吸収させるのです。

男性の場合、肛門に挿入して直腸から直接アルコールを吸収させ、血管にアルコールを流し込むというとんでもない危険な方法なのです。

この方法が何故そんなに危険なのかをみなさんにも知っていただくとともに決してこのような馬鹿なことはやらないでいただきたい。

 

アルコールの直接摂取は死に至る

7560専門家の説明によると、アルコールを粘膜などから直接摂取する方法は、大量の飲酒よりもはるかに強力というのです。

飲酒であれば、血液に取り込まれるまでの間に時間を要するわけですが、膣や直腸の粘膜から摂取するとすぐさま血中にアルコールが流れるため、急性アルコール中毒に陥り、すぐに気絶し、死に至る危険性があるというわけです。

飲酒による急性アルコール中毒の症状が見られた場合には、胃腸を洗浄するという方法でこれ以上のアルコールを血中に流さない対処ができる場合もありますが、直接摂取する方法では既に多量のアルコールが血中に流れてしまっているため、血液を洗浄するというようなことはできないことから対処法がなく、死に至るのです。

できるだけ安価で早く長く酔っていたい考えた結果と思いますが、この方法により気絶、即心配停止になり、そのまま病院に直行するケースが相次いでいるといいます。

また、この方法であれば、車の運転などでアルコール検査に引っかからないと考えている若者がいるようですが、血中のアルコール濃度を検査する機械でアルコールを隠すことはできません。

アメリカだけでなくヨーロッパ諸国でも同様の報告が挙げられており、Facebookでファンページを立ち上げてやり方をレクチャーするハウツービデオなどが公開されているというような社会問題にも発展しています。

 

急性アルコール中毒

snapcrab_noname_2015-4-15_11-57-16_no-00飲酒などによってアルコールを摂取するとアルコール(特にエタノール)は脳を麻痺させる性質を持っているので気分が高揚したり、いつもより大胆になったりするわけです。

このメカニズムは、アルコールを摂取した時に大脳辺縁部から呼吸や心臓の働きを制御する脳幹部にいたって麻痺を起こし、血中に取り込まれたアルコールはさらに血管を通って生命維持にかかわる脳の中枢部分を麻痺させてしまうことによって呼吸機能や心拍機能を停止させ、死に至るというものです。

人間は、血中のアルコール濃度が0.4%を超えた場合、1~2時間で約半数が死亡します。

急性アルコール中毒の症状は、摂取したエタノールの量と血中のエタノール濃度に比例し、飲酒して体内にアルコールが流れ込むと「ほろ酔い期」「酩酊期」「泥酔期」「昏睡期」という順で、徐々に血中アルコール濃度が上がり、酔ってきたという感覚がその人に現れます。

微酔期

0.05% 陽気になったり、気分が高揚したりします。

0.08% 運動の協調性の低下により呂律が回らなかったり、反射の遅れによりコップをひっくり返してしまったりします。

酩酊期

0.10% 運動の協調性がさらに低下し、真っ直ぐに歩けなかったり、立っていてもふらついたりなどの障害が起こります。

泥酔期

0.20% 記憶力が著しく低下し、わけのわからない事を言ったり錯乱状態になり、運動機能に障害を及ぼすようになり、立つことができないなどの症状があらわれます。

昏睡期

0.30% ここまでくると脳の中枢部分が麻痺し、意識が喪失して気絶します。

0.40% 昏睡状態。呼吸機能や心拍機能が停止し、死亡します。

急性アルコール中毒患者の45%は20代の若者といわれており、その内訳は男性が2/3、女性が1/3と発表されています。

 

危険なアルコール摂取方法!まとめ

言うまでもないことですが、お酒を飲めるのは20歳になってからです。

飲酒の量は、1時間に日本酒で1升(1800ml)、焼酎で1080ml、ビールで10本(5000ml)、ウイスキーでボトル1本(750ml)程度飲んだ場合、急性アルコール中毒になるといわれています。

飲酒すると「ほろ酔い期」「酩酊期」「泥酔期」「昏睡期」という順で徐々に血中アルコール濃度が上がるので、本人も酔ってきたという自覚があるのが通常ですが、1時間以内に大量に摂取したり、直接摂取してしまうと一気に「泥酔期」「昏睡期」そして死に至るのです。

馬鹿なことをして気絶してからでは遅いのです。

血中に取り込まれたアルコールを出すことはできないのですから。

アルコール依存症については「アルコール依存症の若年化が社会問題に!」の記事をご覧ください。

若者のアルコールに対する認知の甘さが囁かれていますが、大人も同様と考えていいという見解もあります。

社会においてアルコールは合法でありながら、非合法のマリファナやヘロイン、コカインなどの麻薬よりも有害であるという指摘もあります。

→アルコールはヘロイン、コカイン、大麻、タバコよりも有害である ~デビッド・ナット教授の研究結果から麻薬より危険な飲酒の社会的害を考える~

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