ロブスターといえばアメリカ・フロリダ州レイクランドで創業した「レッドロブスター」が有名ですよね。
大阪では、ユニバーサル・シティーウォーク大阪の5階にUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)を一望できる絶景シーフードレストランとしてオープンしました。
そのロブスターにとんでもない秘密が隠されていました。
ロブスターには寿命がないんです!
ロブスターには寿命がない!
え?寿命がない生物なんているの?って思った方もいるかもしれません。
寿命がないとよく言われているのは、クラゲ類なんかもそうですし、長寿でいえばクジラや大型の貝類、珊瑚、イソギンチャクなんかは100歳を超えるといわれています。
クラゲは不老ともいわれているのですが、ロブスターは老います。
ではなぜロブスターには寿命がないんでしょう。
その理由は、ロブスターの生態にありました。
ご存知の方も多いと思いますが、ロブスターといえば、脱皮をして少しずつ大きくなっていきます。
この「脱皮」こそが寿命がない秘密でした。
ロブスターの脱皮
ロブスターは、脱皮する時に殻だけでなく内臓も一緒に新しいものに入れ替わるのです。
ロブスターは脱皮することによって、食欲、生殖能力、新陳代謝までもが落ちることなく、永遠にいき続けることが可能というわけです。
ということは捕食などの外的要因でのみ死に至るということになります。
しかし、これは理論上の話です。
実際に海の生物というのは、採集しにくいこともあって、ほんの一部の固体を計測するしかありません。
また、そのほんの一部の固体の計測結果から言えることもあくまで推定の域を出ないのです。
先ほど話したクラゲ、クジラ、貝類、珊瑚、イソギンチャクも同様に推定年齢でしかありません。
ロブスターに関しても今まで見つかった最大級のもので推定寿命が140歳といわれていますが、脱皮を繰り返し大きくなった体長から推測した寿命なのです。
また、節足動物の成長速度というのはホルモン異常などの理由で簡単に変わるようなので、たまたま異常固体だった可能性を否定できません。
科学的に調査しようがありませんからね。
あくまで理論上は寿命がなく永遠にいき続けるということです。
ロブスターの死
ロブスターは歳をとっても脱皮により殻だけでなく内臓も新しくなるといいましたが、脱皮をすることによって大きな変化があります。
それは大きくなることです。
ロブスターに限りませんが、大きくなることで脱皮不全に陥るリスクが高くなります。
ロブスターは、脱皮をすることで内臓まで入れ替わりますから当然、脱皮を失敗すれば死ぬこともあります。
また、大きくなればなるほど脱皮をするのに時間がかかりますので、他の生物に捕食される危険性も増します。
というわけで、理論上は寿命がないのですが、実際には先ほどお話した推定寿命140年くらいが限界なのでしょうか。
これもあくまで推定なので証明はできませんが。
というわけで
ロブスターには寿命がなく永遠に行き続けることが理論上、可能である。
ということです。
ロブスターに寿命がない理由をご理解いただけましたでしょうか。
今日はこのへんで。
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一部の固体を計測するしかありません。
たまたま異常固体だった
「個体」ですね?