だれでも知っている、ロイヤルミルクティー。
紅茶を牛乳で煮て作られるもので、たいへん人気があります。
ネーミングも高級な感じがしますが、これは日本人が考案した名称ということで、イメージされるようなイギリス王室御用達というものではないようです。
煮出して作る方式のルーツはどちらかと言えばインドのチャイにあるといえます。
さて、ロイヤルミルクティーは紅茶で作りますが、これをコーヒーでやってみたらどうでしょうか。
という試みがロイヤルミルクコーヒーです。
美味しいロイヤルミルクコーヒーの淹れ方
必要な物は、小型の鍋、スプーン、茶こし、牛乳160cc、コーヒーの粉10gです。
分量は1杯分です。
鍋はミルクパン(牛乳をガス台で温めるための小さな鍋)がちょうどよい大きさです。
牛乳は新鮮なものにし、加工乳ではないほうが良いでしょう。
コーヒー豆は深煎りのものを中挽きで使用します。コーヒー豆は必ず新鮮なものを使い、淹れる直前に挽くようにします。
牛乳を温める
鍋に牛乳を入れて弱火で沸騰する手前まで加熱します。
後で鍋を洗うのが面倒な場合は電子レンジを使用するとよいですが、加熱しすぎないようにしてください。
ふつふつとなってきたら火を止めます。
牛乳は沸騰させるとたんぱく質が凝固してしまいますので注意が必要です。
コーヒーの粉を入れる
火を止めてから、温まった牛乳の中にコーヒーの粉を入れ、スプーンで10秒ほど静かにかき混ぜます。
コーヒーの粉が表面に浮いたままだとしっかり抽出されないので、牛乳とコーヒーの粉がそれなりに混ざるようにします。
混ぜ合わせたら、そのままの状態で1分から3分ほどじっと待ちます。
この待ち時間が長いほど濃いコーヒーになりますので、好みに応じて調節します。
濾して完成
待ち時間が経過したら、茶こしを使用してコーヒーの粉を濾しながら静かにカップに注いで完成です。
砂糖はお好みで加えてください。
まとめ
このように、牛乳とコーヒーだけで作るので、濃厚なコクが感じられます。
茶こしで濾しているとはいえ、コーヒーの粉がいくらかカップに入り底の方に沈みますので、最後のほうはかなり荒々しい味わいとなります。
それでも、ロイヤルと呼ぶにふさわしい芳醇な味わいを十分に楽しむことができますので、ぜひお試しください。