マーマイトって世界一まずいといわれるイギリスの食品ですが、どんなものなのでしょうか。
マーマイト。。。。
イギリスでは超メジャーな味ですが、日本人からしてみれば、とにかく「まずい」としか言いようのない味です。
日本人だけではありませんね。
おそらく。。。
イギリス人以外は、まずいと感じるのではないでしょうか。
なぜ、このまずいマーマイトがイギリス人に好まれるんでしょうか。
マーマイト(Marmite)
マーマイトは、ビールの醸造過程で増殖して最後に沈殿した酵母を主原料として強い塩味をつけた調味料です。
これを聞いてるだけでもまずそうですね。
ビールを作っているところを見たことがある方ならわかると思いますが、ビールは麦汁に酵母を入れて適温で発酵された後に酵母が沈殿して底に残るのです。
最近流行の地ビールなどでも瓶の底に沈殿している白いものが見えることがあります。
この白い沈殿した酵母を主原料としています。
日本では、沈殿したビール酵母を人間が服用する栄養補助剤として「エビオス錠」がありますが、そのほとんどは動物飼料や家畜用の栄養補助剤などとして利用するのが一般的です。
マーマイトの生産国としてあげられるのは、主にイギリス、ニュージーランドです。
本家イギリスのマーマイトは、濃い茶色をした粘り気のある半液状で塩味が強く、独特の臭気を持っているため”外国人には理解できない味”とされていて日本や米国などでは悪評が高く普及していません。
マーマイトの語源はなぜかフランス語で「調理用のフタ付鍋」を意味するマルミットからきているそうです。
ただ、マーマイトの栄養価には注目されており、ビタミンBを多く含むとして栄養補助健康食品として扱われることがあります。
日本では、あまりの臭気に受け入れられなかったため、店頭で目にすることはめったにありませんが、通信販売などでは容易に購入できるので興味のある方は一度お試しください。
マーマイトの美味しい食べ方
マーマイトは、イギリス全土以外にもアイルランド、ニュージーランド、オーストリアなどの旧英国領で大衆食として広く知られています。
主な食べ方は、トーストやクラッカーに塗って食べたり、スープに溶かして食べるという方法もあります。
バターに塗って食べるという方もおられます。
独特の臭気はありますが、その臭気が美味しさにかわるような適量を料理に入れると強い塩味もあるので美味しく食べれるかもしれません。
最近では、ベジタリアン向けの食品としてべジマイトという商品が今まで受け付けなかった国でも需要が少しずつ増えているそうです。
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