チュパカブラがアメリカテキサス州で発見されたというニュースが今年の7月に全米で話題になりました。
チュパカブラとは、1995年2月頃、プエルトリコの農場で目撃されたのが最初で、その後、チリ、メキシコ、アルゼンチンなど南米各地で「家畜の血を吸われた」との報告が相次ぎ、アメリカでも目撃されており、目撃された現地ではニュースとして扱われるほどその存在は確実なものと考える人もいて「アメリカを代表するUMA(未確認動物)」として各地に広まりました。
チュパカブラは、今までの目撃談によると「家畜の血を吸うUMA(未確認動物)」といわれており、スペイン語の「吸う」を意味する「チュパ」と家畜の「ヤギ」を意味する「カブラ」から「チュパカブラ」と呼ばれるようになったわけです。チュパカブラスと呼ばれることもあり、英語では「ヤギの血を吸うもの」を直訳して「ゴートサッカー」とも呼ばれています。
チュパカブラの被害は家畜の血を吸うだけに留まらず、人間が襲われたという報告もあり、推測を含めた被害件数では1000件を超えるというのです。
チュパカブラの特徴と目撃談
身長は約1~1.8メートルで全身が毛に覆われ、赤い目、牙があり、飛び跳ねて5メートルものジャンプ力を持つといわれていますが、様々な目撃談や説があり「ジャンプ力」が「翼」であるともいわれていたり、「牙」ではなく「細長い舌で獲物の体に穴を開けて血を吸う」や「二足歩行」とも「四足歩行」といわれ「体にトゲがある」などという報告もあるようにチュパカブラでイラストなどを検索しても決定的な姿かたちはありません。
チュパカブラらしき動物の写真や動画が撮影されたり、体毛や骨と思われるものが発表されたりと様々な証拠らしきものが発見されていますが、偽物と判明したものもあり、いまだに未知な動物、UMA(未確認動物)であると考えられていますが、この説のほかに野犬やコヨーテなどを見間違えたという動物説、悪魔崇拝者やカルト集団が儀式を行った、あるいは軍や政府による実験という人間説、宇宙人や宇宙人のペットという宇宙人説、昆虫の大量発生による被害という昆虫説、ただ単に映画の見すぎで想像上のものだという想像説などがあります。
これらいろいろな目撃談の中で共通している点は、「家畜を襲う」「血を吸う」「被害にあった家畜に2~4箇所の穴が残る」というものです。
チュパカブラの死骸を確保!
アメリカテキサス州に住むフィリップ・オリヴェイラさんが「チュパカブラを仕留めた」と名乗りを上げたことでチュパカブラ説は更なる進展をすることになります。
5月31日フィリップ・オリヴェイラさんが散歩中、飼い犬が小川のほうへ走り出し、凄い剣幕で吠え出しました。
オリヴェイラさんがすぐさま飼い犬のほうへ駆け寄ると、そこには全身の毛が抜け落ち、皮膚がかさぶた状になった奇妙な生物が息絶えていたというのです。
オリヴェイラさんは、この異様な姿の死骸を持ち帰り、自宅にある大きな冷凍庫で保管していたというのです。
オリヴェイラさんは、死骸をDNA鑑定に出そうとしましたが、これを聞いた専門家たちは一向に取り合わず、今後オリヴェイラさんら独自にDNA鑑定をすると発表しています。
異様な姿の死骸の精査を避けようとしているかのような専門家たちの態度には、何らかの深い意図が秘められているのでしょうか?