グリーンマンデーが近づくとホリデー商戦も中盤戦に入ります。
クリスマスは、今やアメリカなどのキリスト教圏だけでなく、世界中で行われる大きなイベントになっています。
そのクリスマス前には多くの安売りイベントがあり、ホリデー商戦やクリスマス商戦などと呼ばれて毎年騒がれています。
ホリデー商戦にはいくつかのイベントがあり、11月第4木曜日の感謝祭~サンクスギビングデー~から始まり、ブラックフライデー、サイバーマンデー、マニックマンデー、グリーンマンデー、フリーシッピングデー、スーパーサタデー、クリスマスイブ、ボクシングデー、ニューイヤーズイブと新年を迎えるまで安売りセールが続きます。
特にオンラインショッピングの上で注目されているのがサイバーマンデーとグリーンマンデーです。
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グリーンマンデー
グリーンマンデーは、オンラインストアで注文した商品がクリスマス休暇前に自宅に届く締切り間近の月曜日として、グローバルなオークションサイトのeBay(イーベイ)が2007年から提唱してきた12月第2月曜日のことで、クリスマスプレゼントの駆け込み需要が発生するため、サイバーマンデーに次いでオンラインストアの売上が急増する日として注目されているのです。
過去のクリスマス商戦でのオンラインストア売上ランキング日では、グリーンマンデーが上位にランキングされています。
出品者側もサイバーマンデー以降、グリーンマンデーに合わせて格安セールをしているので見逃せません。
流通量の拡大
実際に世界第2位の配送業者であるフェデラル・エクスプレス(フェデックス)でのオンラインストアからの発送量は、グリーンマンデーが同社史上最も繁忙な日であるといいます。
フェデックスのグリーンマンデー1日の取扱量は、2005年で980万個、世界同時不況直前の2008年には1,200万個となり、ここ数年うなぎのぼりに前年を上回っており、今年のグリーンマンデーも最も忙しい日になると見込まれています。
このように世界の流通業界ではオンラインストアの売上が急伸しており、流通量の点から見ても駆け込み需要でのグリーンマンデーにおけるオンラインストアからの発注量の増大は明らかです。
オンラインストアの売り上げの予想以上の拡大の一因として端末の変化があげられます。
端末の変化
買い物を店まで行かず、オンラインストアでショッピングするようになって久しいですが、近年ではさらに端末の変化により、ショッピングする時間や場所も変化しています。
今までは、デスクトップパソコンやノートブックパソコンからの発注だったものが、常時携帯しショッピングができるスマートフォンやタブレットに移ってきているからといえます。
パソコンのようにわずらわしい立ち上げやデスクという場所にとらわれることなく、スマートフォンのアプリなどを使って素早く簡単に食事をしながら、ベッドに入りながらショッピングができるようになったのです。
このようにホリデー商戦におけるオンラインショッピングの位置づけは益々大きくなると見込まれます。
これは購入者にだけ当てはまることではなく、イーベイやアマゾン輸出業者にとっても大きなイベントですし、輸入業者にとっても安く仕入れることができるチャンスでもあります。
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