爆絶アヴァロン降臨きますね。
でもモンストにおけるアヴァロンってどんなモンスターなんでしょうか?
アヴァロンとは、アーサー王物語に登場する伝説の島の名前です。
ここまではみなさんも知ってると思いますが、ウィキペディアに詳しく書いてます。
でも色々ググればググるほど伝説というか神話のようなものなので頭がこんがらかってきます。
みなさんもググって元ネタからギミック適正などの攻略法を思案しているのではないでしょうか?
ってことでモンストファンじゃなくても読み応えのあるアーサー王伝説とアヴァロン神話についてまとめてみました。
アーサー王伝説
「アーサー王伝説」と一口に言っても、史実ではなく、また一人の人間によって書かれた原典はなく、書物以外にも様々な伝説が複数存在します。
1136年頃、それまでに伝えられた様々なアーサー王伝説をウェールズ人であるジェフリー・オブ・モンマスが「ブリタニア列王史」としてまとめ上げたものなどがありますが、日本でいちばん有名なのは15世紀に書かれたサー・トマス・マロリーによる「アーサー王の死」(アーサー王物語とも呼ばれる)という小説です。
しかし、これもサー・トマス・マロリー自身の創作というわけではなく、元ネタは同名のフランス語の作品です。
この元ネタに於いてもアーサー王に関する数多くの伝説、叙事詩などを元にして書かれているので、それらをひっくるめて「アーサー王伝説」と呼び、多くの言い伝えをまとめたリメイク版のような物語というわけです。
また、アーサー王は実在の人物ではない。
アーサーは新しい時代の名前なので、もし実在しても「アーサー」という名前では無かった。
円卓の騎士たちは、歴史上に実在した人物ではない。
というようなことも云われており、「アーサー王伝説」という名前の小説は無く様々な形の「アーサー王伝説」が存在するので注意が必要です。
例えば、「円卓の騎士」に名を連ねる騎士たちも、別々の物語、別々の伝説から引っ張ってきてあとから伝説に組み入れられた人が多く、昔から「アーサー王の家臣だった人たち」ばかりではないというようなことです。
アーサー王の死(アーサー王物語)あらすじ
岩に突き刺さった剣を引き抜いた者が王となるという伝説があり、多くの力自慢や剣士が挑みましたが、誰も抜くことは出来ませんでした。
しかし、ある日アーサーが試みると剣はいとも簡単に抜けたのです。
アーサーこそ伝説の王と見込んだ魔術師マーリンの協力によって頭角を現します。
アーサーはブリテンの王に即位し、ペリノア王との戦いに敗北して剣を折られましたが、アーサー王と美しい妻グィネヴィアと結婚の時、湖の乙女が現れアーサー王は新しい剣、聖剣エクスカリバーと称される剣を得ます。
このとき、アーサー王に対し、「将来、自分の願いをなんでもいいから必ず一つかなえる」と約束させたとも云われています。
このとき魔術師マーリンは「湖の乙女」に惚れ、自分の知る魔法の全てを湖の乙女に伝えたが、湖の乙女はマーリンを魔法で空中楼閣に監禁してしまいます。
これがアーサー王の国力を大きく削ぐこととなりました。
アーサーは公平な政治を行うために仲間であり対等であるという意味で上座下座の無い円卓で会議を行いました。
このアーサーと仲間は「円卓の騎士」と呼ばれることとなります。
アーサー王は円卓の騎士と共にローマ皇帝を倒し、全ヨーロッパの王になりましたが、円卓の騎士の一人、ランスロットとグィネヴィアは恋に落ち、一方アーサーは自分の姉モルゴースと不倫関係になり子、モルドレッドまで作っていて、アーサーとランスロットは争うことになります。また、アーサーの子モルドレッドは長じてアーサーと敵対することとなり国は乱れていきます。
円卓の騎士は最後の晩餐で使われたという聖杯を求め探索に向かいます。
円卓の騎士のうちガラハッドを含む3人が聖杯城で聖杯を見ることができ、ほかのものは探索の過程で脱落し、あるいは挫折して去します。
ランスロットは聖杯城に到ることが許されるものの、グィネヴィアとの不義の愛が原因で、聖杯を見ようとした瞬間に倒されました。
ガラハッドは聖杯を奉じて聖地に至りそこで天に召されます。
ランスロットとグィネヴィアのロマンスに端を発し国が乱れ、アーサー王の遠征中にモルドレッドが反乱を起こします。これがカムランの戦いと呼ばれるアーサー王最期の戦いです。
アーサー王はモルドレッドを討伐するも重傷を負い戦いの中で倒れます。
最期の時にアーサーは聖剣エクスカリバーを本来の持ち主たる湖の精霊に返すべく湖に投げ入れると湖の中からエクスカリバーを持つ手が現れ三度剣を振ると湖に消えました。
アーサー王は三人の湖の乙女(あるいは異父姉のモーガン・ル・フェイ)によって治療のため舟でアヴァロンへ運ばれ、この島で最期を迎えたというのです。
いくつかの異説によれば、アーサー王はいつか目覚める時を待ち、ここで眠っているといいます。
円卓の騎士
円卓に座ることを許された騎士を円卓の騎士と呼び、空席ができたときにのみ新たな円卓の騎士が迎えられます。
円卓にはイエス・キリストと12人の使徒を模して13の席があったとされ、キリストに対応するアーサー王が1つの席に座り、残りの11の席にそれぞれの騎士たちが座っていたが、13番目の席のみは例外的に誰も座っていなかった。
この13番目の席はキリストを裏切ったイスカリオテのユダの席であるため、魔術師マーリンが席に呪いをかけており、座る者は呪いに冒されるからである。そのためこの席は「危険な座」と呼ばれ、新王が足を乗せると叫び声を上げるという、アイルランドのファルの石からできているとされます。
しかし、円卓の騎士の一人であるランスロットの息子ガラハッドが呪いを恐れずにこの席に座り、呪いに打ち勝って12番目の騎士になったのです。
このように円卓の騎士は、12人とされることがありますが、人数は文献によって異なり、増えたり減ったりします。
例えば「アーサー王の死」では「300人の円卓の騎士」といった表現がります。
円卓の騎士と呼ばれる主な人物
- アーサー王
- ランスロット卿 湖の騎士。この世で最も誉れ高き最高の騎士。
- ガウェイン卿 モルゴースの息子でアーサーの甥。
- パーシヴァル卿 ペリノア王の息子。聖杯の騎士の一人。
- ガラハッド卿 ランスロットと白い手のエレインの息子。聖杯の騎士の一人。
- トリスタン卿 アイルランド王マルクの甥。竜退治やイズーとの恋で有名。
- モルドレッド卿 列王史ではアーサーの甥。後の物語ではアーサーとモルゴースの間の不義の子。ボールス卿 ボールス王の子, 白のエリアンの父
- ケイ卿 アーサーの幼なじみ, エクター卿の子
- ガレス卿 ロット王とモルゴースの子
- ベディヴィア卿 ルーカンの弟。アーサーに代わってエクスカリバーを湖の乙女に返す
- ルーカン卿 アーサー王の従者, ベディヴィアの兄弟, グリフレットの甥
- グリフレット卿 ルーカンとベディヴィアのいとこ
- ユーウェイン卿 ウリエンの子, モルヴィドの兄
- エレック卿 ラック王の子
- カドー卿
- ホエル卿
- ペリノア王
- マーハウス卿
- パロミデス卿
- ディナダン卿
- アグロヴァル卿 ペリノア王の息子。
- アグラヴェイン卿 オークニーのロット王とアーサー王の異父姉モルゴース王妃の息子。
- アレミラ卿
- アレスタント卿
- エクター卿 ケイ卿の父、アーサー王の養父。
- エクター・ド・マリス卿 ベンウィックのバン王の息子、ランスロット卿の弟。
- カラドック卿 通称、剛腕のカラドック。
- ガルハール卿 ランスロット卿の友人。
- ガヘリス卿 ロット王とモルゴース王妃の息子。
- ゲライント卿
- コンスタンティン3世 カドー卿の息子。
- サグラモール卿
- トー卿 ペリノア王の息子。
- ドラゴネット
- ブルーノ卿
- フローレンス卿 ガウェイン卿の息子。
- ペレアス卿 湖の乙女の夫。
- ラモラック卿 ペリノア王の息子。
- ライオネル卿
アヴァロンの神話
アヴァロンとは、イギリスのどこかにあるとされる伝説の島であり、美しいリンゴで名高い楽園であったとされ、リンゴ(アップル)はブルトン語、コーンウォール語、ウェールズ語などでは「アヴァル」が語源と考えられています。
アヴァロンはアーサー王物語の舞台であり、致命傷を負ったアーサー王が癒しを求めて渡り最期を迎えた地であり、アーサー王の遺体が眠る場所とされています。
また、イエスがアリマタヤのヨセフとともにイギリスを訪れた際の上陸地で、後にそこがイギリス最初のキリスト教会となったという伝説の場所としても語られています。
1191年、グラストンベリー修道院の墓地でアーサー王の古墓が発見されたとの発表がされ、石の裏側に貼りつけるようになって密接した鉛製の十字架には「ここにアヴァロンの島に有名なるアーサー王横たわる。第二の妻ウェネヴェレイアとともに」と刻まれていたというのですが、刻印は6世紀の出来事とされるアーサー王伝説より時代が後にずれていると見られており、棺を発見した修道院による秘められた動機があるものと考えられています。
これは当時のグラストンベリー修道院長が、他の修道院と競い自分の修道院の格を上げるため、様々な伝説を利用したと考えることもできるといいます。
その他、アヴァロンと考えられている場所は、
- フランスのブルターニュ半島沿岸にあるリル・ダヴァル
- ハドリアヌスの長城沿いにアバラヴァという砦のあったイングランド最北部カンブリア州の村、ブラフ・バイ・サンズ
- コーンウォール半島沿岸のセント・マイケルズ・マウントという島
など様々な説があるが、アヴァロンがどこにあるのかはっきりしていません。
さて、アヴァロン神話、アーサー王伝説、円卓の騎士について紹介しました。
アヴァロン以外にもアーサー、マーリン、ランスロット、モルドレッド、トリスタン、ガラハッド、ロット、モルガンなどモンストにでてくる名前がずら~っと紹介されていますので爆絶降臨「アヴァロン」の攻略の手掛かりになりましたでしょうか?
2015年10月23日(金)20:00~モンスト公式ニコニコ生放送内にて
”M4″の”HIKAKIN” “S嶋” “タイガー桜井” “宮坊”らが「渇望の果ての理想郷」 アヴァロンに挑戦するということで今から楽しみですね。
もちろんモンスト運営陣も元ネタを研究して新たなモンスターを作っているでしょうから、みなさんも元ネタからギミック対策などのヒントを引っ張り出して適正モンスターをうまく使って初見攻略目指してみてはいかがでしょうか?
わたしもアヴァロンうんちくを勉強してさらに攻略するのが楽しみになってきました。
といっても私は運極5体もってないのでニコニコ生放送を見て楽しみます(笑)
運極5体以上になったので攻略できるようになりました。
→ジル・ド・レは同性愛者!モンストで評価を得たジルドレだがホモ適正運極だった!すまぬジャンヌ・ダルク!